その後、1日様子を見ていると買い手が無理に買い支えているような。
なので再び下がるまでどれくらいか。つまり買い手はどれくらい頑張れるか。じっくり観察してみよう。
ルーニー(ドル・カナダドル)よ、突然どうした?
昨日1月23日午前0時、ドル・カナダドルが急騰した。
何でも、真夜中の0時にカナダ中央銀行が金利据え置きを決定し、
同時に発表された経済指標が少々悪かったとか。
にもかかわらず爆上げでした。5分のローソク足の高安差は、
69pipsにも及びました。何が起こったのか?今まで静かだったのに!
ある投資情報サイトのフォーラムでは、
それまではショートを煽るコメントばかりでした。それが、
ロングにしていたトレーダーが、ぶっわハハハと高笑いです。
ざまーみやがれという気分になるのは当然ですかね。
ドル・カナダドルは出来高もあまり厚くはないと思いますので、
ちょっと多めの資金を持つヘッジ・ファンドが多めに買えば急騰です。
FXマーケットは、大きめの注文に対してはインターバンクで10倍の取引です。つまり1億ドル買えば、インターバンクで10億ドルの取引がされるわけ。こういう通貨ペアに対してはヘッジ・ファンドは仕手筋みたいなもの。
なお、冒頭ルーニーというのはドル・カナダドルの通貨ペアのこと。
業界ではルーニーと呼びます。
1日経過後改めてチャートを見ると...
1日分の5分足チャート。
前日0時の急騰は驚き。この通貨ペアは急騰後急落もよくあるけど、
今回は買い方が頑張っていた。売り方の買戻しのほか、買い方も頑張った感じ。つまり、仕掛けた買い方の平均単価も上昇したとわけ。
1時間10MAは上昇したもののローソク足は上側を推移。
なので買い方に余裕があったはずだが、本日8時以降は行ったり来たり。こういう事態では買い方に資金的余裕がなければ、余裕はなくなるはず。少しでも売り手が再び頭をもたげれば下という局面では。
少数の仕手筋が相場を操縦しようとしても、無理はあると思う。
ヘッジ・ファンドと言えども無理強いは難しいと思う。
なので力尽きて下げると見たい。
結果はどうなるか、もう1日見てみよう。
追跡:1月24日の推移
チャートを見ると、一日中弱い推移であった。
23日の上のチャートと比較すると強弱感が正反対だ。
23日は無駄に強いのに対し、24日は弱基調で推移。
24日は23日の強引な上げに対し調整がなされた思う。
しかし、午後6時半ころから反転し、1時間10MAをクロス。
そのMA自体も上向きになった。買い手側はまだ頑張っているみたい。
中央銀行の金利変更のような大きな材料は当分出ないので、
材料に事欠くと思う。イメージ的には一進一退というやつだ。