それは、利確pipsと損切pipsと勝率です。
これを目標にするのは正直辛い。あくまでも管理ツール。
自分に合った3つの要素を自覚し、トレードに活かしてこそ、
成功はあるという話です。
Aさんの最高手法、Bさんには最悪?
FX人口は結構多い。失敗者が多くいると思うけど。
成功者も失敗者も、それぞれ独自の考えを持っているはず。
一般に、成功者は核心を突き、失敗者は的外れ。
今回はノウハウ追求ではなく、ノウハウの選別について。
ノウハウってホント山ほどある。タチの悪いことに、
Aさんの最高のノウハウは、Bさんは最悪ってこともある。
同じノウハウなのにAさん利益積増し、Bさんは損切ばかり、とか。
理由は、一つのノウハウの運用法は沢山あり、見方が違っているため。
つまり、AさんとBさんは違った局面を見ているため。
いわゆる群盲像を語る、ということ。
FXトレーダーの目的は稼ぐこと。
しかし、習得したノウハウが像の一部に過ぎないのでは問題。
やはり全体像を捉えないと、成功には行きつかない。
そこで、成功に導く一般的な方法について話したい。
個々具体的に説明しても、群盲から抜け出せないのじゃダメでしょ。
なので、算数的に少し抽象化して話すよ。
あるノウハウがあるとする。
成功裡に使いこなせる人は少ない。
そこであるコンサルは、このノウハウの調整を頼まれたので、
利確pips、損切pipsそして勝率の3つを使って調整。
FXトレードの3大要素
あるノウハウで損している人を分析すると、
損切pipsが大きすぎ、勝率も悪い。利確pipsも小さくなる傾向。
ここまでは当人も気付く。そして損切を小さくしようとか、
利確を大きくしようと努力する。だけど失敗する。
理由は簡単。利確、損切、勝率は関連し合っていて、
ひと項目だけ良くすることは非常に難しく、殆ど失敗するため。
一般的に3者の関係を書くと下表のように。
損切大 | 損切小 | |
利確大 | △勝率は50%前後が多い 結局は浮き沈みが大きく手数料分確実に損をする |
○理想的だが、 いわゆる損小利大で難易度高すぎ実際の勝率は低くなる傾向 |
利確小 | ×勝率は高い コツコツドカンのコース初心者のよくやるコース |
△勝率低くなるが、 生延びる専業トレーダに多い |
つまり、利益を伸ばそうとすると損切が増え勝率は低下する。
損切を意識しすぎると勝率急低下で、損切貧乏コースへ。
というように、3者は有機的に関連しているのだ。
現実的な組み合わせでは、利確小&損切小&勝率アップ、がまとも。
専業トレーダーの中では実践している人も多いのじゃないか。
また、損小利大など実現できない戯言で、信用してはいけません。
3者有機的関係の最適解を追求
難しく言えばこうなってしまうんだよねえ。
でもこんな言葉に囚われていたら儲けを逃すかも。
もうちょっと分かり易い表現に変えないとダメだね。
つまり、利確と損切と勝率はワンセットなので、
3者が安定するところを捉える必要があるということ。
日々のトレードで調整できるようにならなくっては。
このためトレード日誌は殆ど必須だ。そして、毎回3項目について、
過去20個の移動平均とか計算し、直近の傾向を割り出すのもよし。
ちょっとトレード日誌付けると、
意外と勝率が低いことも実感できるよ。これで妄想しなくなれる。
勝率を上げようとするとドカンと大損。何してんだよって反省。
そして自分に向いた3つの組合せというのも分かってくる。
分からない人は分かるまでやり抜け、ということ。
利確が大きくなり勝率も高くなるかを発見すること。
損切はこの局面が想定したものなくなる場合の対処法だ。
言うまでもなく、早く局面変化を分かるようなならなくっては。
ノウハウ・コレクターならそこまでやってないことに気づくだろう。
つまり、多くのノウハウを買い集める必要などない。
要は、独り自分が使いこなせるように使い込めばいいという話なんだ。